
ずばり、ダブルペリア(新ペリア)方式とは「実力差があるメンバーでも、全員が平等に優勝を狙えるようにする魔法のハンディキャップ計算システム」のことです!
この記事では、コンペ幹事や初参加のゴルファーに向けて、日本で最も普及しているダブルペリア方式の仕組みや複雑な計算方法、旧ペリア方式との違い、そして順位発表が最高に盛り上がる「隠しホール」の謎について分かりやすく徹底解説します。
ダブルペリア(新ペリア)方式とは?どんなルール?


まずは、ダブルペリア方式をコンペで採用する最大の理由・目的から紐解いてみましょう。
コンペを公平に楽しむためのハンディキャップ算出法


ゴルフは本来、シンプルに「打った数が少ない人が勝ち(グロススコア)」という実力勝負のスポーツです。しかし、会社の社内コンペなどでは、スコア70台の上級者から150叩く初心者まで、幅広いレベルの人が混在します。そのままの打数で競うと、毎回必ず上級者が優勝してしまい、コンペ全体が全く盛り上がりません。
そこで、その日に打ったスコアから「即席のハンディキャップ(HDCP)」を自動計算し、初心者でも上位に食い込めるチャンスを作るのがダブルペリア方式の目的です。最終的な順位は、実際の打数(グロススコア)から、この算出したハンディキャップを引いた「ネットスコア」の少なさで決定されます。
「ダブルペリア」と「新ペリア」は同じ意味!
コンペの案内によって「ダブルペリア方式」と書かれている場合と、「新ペリア方式」と書かれている場合がありますが、呼び方が違うだけで、実はこの2つは全く同じ計算方式を指しています。どちらの表記であっても気にしなくて大丈夫です。
「隠しホール」とは?ダブルペリアの面白さの秘密
ダブルペリア方式を一番面白くしているのが、この「隠しホール」というシステムです。
18ホール中、12ホールが「隠しホール」に設定される


プレー開始前、ゴルフ場(またはコンペ幹事)によって全18ホールのうち「12ホール」がランダムに秘密裏に選ばれます。一般的には、前半(アウト)から6ホール、後半(イン)から6ホールが選ばれ、選ばれたホールの規定打数(パー)の合計が「48」になるように設定されるのが基本です。
この選ばれた12ホールは、プレーヤーには絶対に知らされず、ラウンドが全て終了してスコアを集計する直前(または表彰式)に初めて発表されます。



そのため、「大叩きしてしまった最悪のホールが、運良く『隠しホール』に指定されていれば、ハンディキャップがたくさん貰えて上位に食い込める!」という、まるで宝くじのようなワクワク感がダブルペリア最大の醍醐味なんです!
【図解】ダブルペリアのハンディキャップ計算方法
では、具体的にどのようにハンディキャップが計算されるのでしょうか。少し数学的な話になりますが、仕組みを知っておくとより楽しめます。


具体的な計算式
ダブルペリア方式のハンディキャップ計算式は以下の通りです。
(隠しホール12Hの合計打数 × 1.5 − 72)× 0.8 = ハンディキャップ


【式の解説】
- なぜ「× 1.5」をするの?:隠しホールは12ホール分しかありません。それを全18ホール相当のスコアに換算するためです(12×1.5=18)。
- なぜ「− 72」をするの?:18ホールの基準打数(パー72)を引くことで、自分が基準よりもどれくらい多く叩いたか(オーバー分)を算出します。
- なぜ「×
0.8」をするの?:これが絶妙なスパイスです。オーバーした分を100%全てハンディキャップとして与えてしまうと、わざと大叩きした人がズルをして勝ててしまいます。80%(0.8)に掛目(かけめ)を減らすことで、「基本はスコアが良い人が勝つけど、運が良ければ大叩きした人も勝てる」という絶妙なバランスを保っています。
計算例でシミュレーション!


例えば、あなたが18ホールを回って「グロススコア100」だったとします。そして、表彰式で発表された隠しホール12個で、運良く大叩きしたホールが綺麗にハマり、隠しホールの合計打数が「60打」だった場合を計算してみましょう。
- 隠しホールの合計 60打 × 1.5 = 90
- 90 − 72(基準パー) = 18
- 18 × 0.8 = 14.4(これがあなたのハンディキャップ)
- 実打数 100打 − ハンデ 14.4 = 85.6(これがネットスコア!)
このように、隠しホールでの叩き具合によって、最終的なネットスコアが大きく変動するのです。
コンペ幹事必見!知っておくべき「上限」や付帯ルール


コンペの募集要項や順位表に、時々「ダブルパーカット」や「HDCP上限あり」といった言葉が書かれていることがあります。これは、一部の人に極端なハンデがつきすぎるのを防ぐための付帯(ローカル)ルールです。
ダブルパーカット(打数制限)


隠しホールで大叩きしすぎた人への救済措置、あるいはハンデの付きすぎ防止ルールです。
例えば「パー4」のホールでパターが入らず「12打」叩いてしまった場合でも、計算上はパーの2倍である「8打」までしか叩かなかったものとして見なして計算します(パー3なら6、パー5なら10が上限)。
ハンディキャップ上限(HDCP上限36など)


どんなに隠しホールで大叩きして凄まじい計算結果が出たとしても、もらえるハンディキャップの最大値を「36」や「40」までに制限するルールです。これにより、実力があまりにもかけ離れすぎた「初心者すぎる人」の理不尽なぶっちぎり優勝を防ぎ、中級者にも優勝のチャンスを残します。
旧「ペリア方式」との違いは?


「新ペリア」があるということは、古い「旧・ペリア方式」もあるの?と思うかもしれません。その通りです。
旧「ペリア方式」は、隠しホールが18ホール中わずか「6つ」しかありませんでした。そのため、たった1〜2ホールで大叩きしたホールが隠しホールにハマるかハマらないかだけで、天と地ほどハンデが変わってしまい、「運の要素が100%」と言われるほどギャンブル性の高いものでした。
そこで、隠しホールを「12個(ダブル)」に倍増させたのが、現在の新ペリア(ダブルペリア)です。これにより、運の要素を残しつつも、より実力に近い平均的なハンディキャップが算出されやすくなり、今では日本のほとんどのオープンコンペで採用されるようになりました。
最後に



計算式はややこしく見えますが、現在ではほとんどのゴルフ場が専用システムで自動計算してスコアを印刷してくれますし、アプリを使えば幹事の方でも一瞬で順位が出せますので安心してください!



仲間内のミニコンペでも、スコア管理アプリを活用すれば簡単に「ダブルペリア方式」を導入でき、その日の飲み代の支払い決めなども大いに盛り上がります!ぜひ幹事の方は取り入れてみてくださいね。
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